今回は、わが家の長男【フトアゴヒゲトカゲ】のテトと病院に行った体験談を、いろいろ勉強になったので共有したいと思います♪
※私にとっては大切な家族ですが、爬虫類苦手な方は閲覧注意(どあっぷや寄生虫等の写真有)です。また、飼育のプロではありませんので、専門的な事は専門家にお聞きください!
フトアゴヒゲトカゲの基本情報
このページにたどり着いた方は、すでにご存じの方も多いかと思いますので、先を急ぐ方は飛ばして読んでください♪
あまりに長くなったので…(笑)
別記事にしました!
↓下記記事ご参照ください♪
私とテトの基本情報
テトが3歳の時、元飼育者様が体調不良の止むを得ない事情で、引き取り手を探しており、タイミングよくその話を聞きつけ、一度会いに行ったのが出会いでした。
爬虫類飼育は私たちにとって初めてでしたし、わが家でちゃんと最期まで幸せに過ごさせてあげれるのか不安もあったので…とにかく一度会いに行きました。
そして会いに行ったその日に一緒に帰ってきました(笑)。
沢山の愛情を受け、にぎやかな環境で育ったテトは、とても温和でちょっとの事ではビクともしない肝の座った、貫禄のある風貌で(笑)。
初めての「爬虫類飼育」にあまり乗り気じゃなかったパートナーも、いざ会って、抱っこしてみると…あまりの可愛さにメロメロだったそうですw。生き物は好きだけど「動物の毛」のアレルギーのある私達には、もってこいの家族でした。
それから3年程は、(爬虫類飼育者あるあるのw)次々にお迎えしたい気持ちをグ~~ッと抑えていたのですが(笑)
その後…
ヒョウモントカゲモドキ(通称:レオパ)の妹達。
フトアゴ兄弟、クレステッドゲッコー、二ホントカゲ、ウーパールーパー等々、徐々に増えていきw(全然抑えられてない…w)。
現在は人間2名+沢山の生き物たちと過ごしております。
病院に行った理由
やっと本題です(笑)
今回、テト(当時6歳)を連れて、病院に行った大きな理由は、【なみだ】です!
ネットでかなり検索したのですが…「とかげの涙」についての記載を見つける事ができず、他にも気になる事が色々あったので、まとめて一度、先生に診てもらおう!と爬虫類の専門家に相談することにしました。
今回、聞きたかった症状
2.口の横(人間でいう唇らへん)が黒いのは大丈夫か?
3.口の中(歯茎)が白いのは大丈夫か?
4.今現在、健康状態は「正常」なのか?(基本の健康基準が分からない)
特に、食欲がなくなったり、体重が減ったり、便秘をしたり…などという症状はなかったので、「命」にかかわる病気は無いと思っていたので、まずは病院に電話相談してから、先生にゆっくりお話を伺えるタイミングで予約させてもらいました。
診断結果
1.涙について
先生「こういう子もいます。問題ないです。」
とのこと(驚)!
涙が白濁していたら病気の可能性もあるそうなのですが、テトのように透明でサラサラの涙は、何も問題なく、ただ「涙の出やすい子」だそうです(笑)。
2.口の横が黒いのは
これは、ただ単に脱皮した皮がくっついていただけで、綿棒で綺麗に取れました。
3.口の中が白いのは
うみ?歯茎に膿が付いているのかなぁ…と思っていたのですが、全く正常なそうです(笑)
口の中が基本ピンク色なので、人間同様「白っぽい」のは異常なのかと思っておりましたが、これが正常なそうです♪(うまく写真が撮れないので…お見せできないのが残念)
4.「検便結果」の健康状態が正常かどうかは…
一応検便もしてもらったところ
寄生虫を発見!!
楕円状の虫卵は蟯虫(ギョウチュウ)です。小さい丸いのがジアルジア。
今回のテトからは、この2種類の寄生虫が発見されましたが、これらの寄生虫とは共存しているそうで、爬虫類に負担のかかる無理な駆虫は今のところ必要なく。
例えば、免疫が落ちたりして、糞の中でギョウ虫が動いているのが肉眼で見えたり、下痢が続くようであれば、寄生虫が繁殖し過ぎなので駆虫が必要ですが、今は良いバランスで共存しているそうです。
5.「その他」の健康状態が正常かどうかは…
聞きたかった事は、上記の4点のみでしたが…
先生に言われるまで気づかなかった…時々ある足のピクピクは、もしかしたらカルシウム不足か肝臓に病気があるかもしれない!と。しばらくは、しっかりご飯にカルシウムを添加して、それでもピクピクがおさまらなかったら、再度受診してください!との事。
時々ピクピクしてるのは知ってましたが、これが病気の可能性があった事には気付きませんでした。
そしてもう1点!
肥満!!
ショック(;´Д`)…。気を付けているつもりでしたが、全長約51cm・体重570g。
骨太さんだから♡体重はそれぐらいでしょって思ってましたが(笑)
なんかよその子よりうちの子、目飛び出してねぇ?!って思ってたらw
どうやら頭の脂肪に押されて…
先生「脂肪で押されて、若干目つきが悪い感じになってるねぇ(半笑)」って。
目が飛び出るタイプの肥満…そんなところに脂肪が付くとは…(;´Д`)!
今後は、菜っ葉中心のダイエット食に切り替えて、長生きしてもらえるように努めます!!
ちなみに!目が飛び出るのは肥満じゃなくても、時々あることらしいので病気ではないそうです♪
明確な『肥満基準』というものは、ないそうなのですが
後ろ足の付け根(尻尾の始まり)らへんが骨盤になるので、上から尻尾の付け根らへんを触って「骨」を感じられなかったり、そもそも足の付け根が埋もれて見えないのは、明確に肥満だそうです!!
まとめ
人間と違って、話すことができない爬虫類…。
お腹が空いた時やウ○コをした時は、ガラスを叩いて教えてくれるし、
部屋の中でほぼ放し飼いにしていても、かまってほしい時には足に登ってきたり、手からおりるのを拒否して手にしがみついてきたり…
本当に「なついて」くれているのではないか?と錯覚する程の表情をみせてくれるテトさんですが、日々、どれだけ観察していても分からない事も沢山あるので、不安になったら専門家に診てもらえる。という事は、とても有難い経験でした!
普段、冬季以外は、う〇こ確認した後は、ほとんど室内で放し飼いですし…(自由気ままに網戸越しの日光浴してますw)
お散歩などはしていませんが、地震や災害時等の非常用に手作りした「ハーネス」も活躍し、初めての病院を体験したテトでした。
僕。…初めて病院連れて行かれて、いっぱいこねくり回されて、ほんで「泣き虫と肥満」が判明してん(笑)
でも、涙が出るのは太ってるせいちゃうからなっ!!
皆「でっかいなぁ~w!!」いうて僕見て笑うねんで…。失礼やわぁ~w
今後は「肥満」と「くる病」に気を付けて、今まで通り平和に過ごしたいと思います♪
皆様にとっては当たり前の知識ばかりだったかもしれませんが、爬虫類飼育初心者の方や、これから飼いたいと思っている方に、なにかしら参考になれば幸いです☆
また、お会いできた際にはお互いの家族の可愛さ自慢をし合いましょう!!
【追記】
…上記記事のその後
初めての病院の後、定期的にお医者様に健康状態を診て頂いていたのですが…
半年ほど様子を見た後、「後天性のてんかん」と診断が下り、人間と同様の抗てんかん薬を毎日欠かさず投薬しておりました。
その後も…一度も大きな発作が起きることもなく、たまに右後ろ脚がピクピク痙攣することがありましたが、歩行も出来て、う〇ちをしたらガラスを叩いてお知らせしてくれる習慣も変わらずw。
そんな生活が続いていたのですが、約1年半の闘病の末、少しずつ食が細くなっていき、少しだけ体重が減った頃、安らかに眠るように虹の橋を渡りました。7歳7ヶ月の生涯でした。
別れは悲しくて悲しくて、本当にどうしようもなかったですが…これが命を預かるという事なのだと改めて学ばせてもらいましたし、何よりテトと過ごした日々は、私たち家族にとってかけがいのない宝物なので、テトには感謝しかありません。
最後はちょっと悲しい報告になってしまいましたが、
生き物である以上別れは必ずやってくるので…その時が来た時に、ちょっとでも後悔が少なくなるように、共に生きて共有できる貴重な時間を、少しでもハッピーに過ごしてもらえるように、日々学びながら、引き続き他の子たちのお世話をさせてもらっています♪
とんでもなく可愛い生き物「フトアゴヒゲトカゲ」と皆様の毎日が癒しと笑顔で溢れますように☆
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
↓手作りしたハーネスや、避難用具の記事はこちら